浜辺の散歩 by Joaquín Sorolla - 1909年 - 205 x 200 cm 浜辺の散歩 by Joaquín Sorolla - 1909年 - 205 x 200 cm

浜辺の散歩

油彩、カンヴァス • 205 x 200 cm
  • Joaquín Sorolla - February 27, 1863 - August 10, 1923 Joaquín Sorolla 1909年

お気づきかもしれませんが、DailyArtでは毎月新しいコレクションを特集しています。今月、4月3日から4月24日にかけては、マドリードのソローリャ美術館から、ホアキン・ソローリャが描いた4作品をご紹介します。

ソローリャは自画像や風景画、そして社会的・歴史的テーマを扱ったモニュメンタルな作品を制作することに秀でていました。ソローリャの作品のうち最も典型的なものには、彼の母国で日光浴を浴びる人と風景を巧妙に描写しているという特徴があります。《浜辺の散歩》は1909年の夏、ソローリャがアメリカで輝かしい成功を収めた後にヴァレンシアの浜辺で描いた作品であり、画家の最重要作の一つであることに疑う余地はありません。青、紫、ターコイズ色の長い筆致によって表現された海と砂浜が、画家の妻クロティルデと娘マリアの上品な姿に対する抽象的な背景となっています。

ふわりと浮くドレープの中をそよ風が通っていることが暗示されており、画家がこの絵で捉えた瞬間の儚さを強く感じさせます。外枠が切り詰められ、それによってクロティルデが被っているつば広の麦わら帽子が途切れていることや、前景の下の方に砂以外何もない部分が一幅あるのを見れば、この絵に写真が活用されていることは明らかです。描かれた情景は、ヴァレンシアの海岸を描いた他の絵画と同じではありますが、この絵における色調は他とはかなり異なっています。私たちがここで目にしているのは、きれいに着飾った富裕層の人物が砂浜を散歩する姿を描いた図像学的ジャンル、すなわち「優雅な散歩」を完璧に表した作例です。私たちと同じくらい、ソローリャの作品に歓びを覚えていてもらえたらと思います。お楽しみあれ!