生命の樹 by グスタフ クリムト - 1905年 - 195 x 102 cm 生命の樹 by グスタフ クリムト - 1905年 - 195 x 102 cm

生命の樹

油彩、カンヴァス • 195 x 102 cm
  • グスタフ クリムト - 1862年7月14日 - 1918年2月6日 グスタフ クリムト 1905年

生命の樹は、多くの神学・哲学・神話学の中で用いられてきた重要なシンボルです。これは、天国・地上・地下世界の間のつながりを表したもの。同じコンセプトが、グスタフ・クリムトの有名な作品《生命の樹》に描かれています。クリムトを愛する人達からすると、この作品にはまた別の重要な意味があるのですが、それはクリムトの「黄金の時代」に描かれた唯一の風景画であるということです。この時期クリムトは、豪華な芸術作品を生み出すために黄金の絵具を使い、油彩画の技法を用いました。グスタフ・クリムトの絵画に示された生命の樹の概念は、大胆で独自性のあるものです。うねる枝が神話的な象徴性を生み出しており、生命が永久不滅であることを示しています。枝はねじれ、渦巻き、曲がり、らせん状に波打ち、それが絡み合う強い枝や長いつる、もろい糸となって、生命の複雑さを表現しています。枝は空に届こうとしている一方で根は地面奥深くに広がっているという姿は、天と地の繋がりを生み出していますが、このメタファーは多くの文化・宗教・イデオロギーにおける生命の樹の概念を説明するのによく使われます。クリムトの《生命の樹》ではさらに地下世界とのつながりも付け加えられており、生まれ、育ち、そして地に返る全ての生きとし生けるものに対する、最終的な決定論を示しているのです。

グスタフ・クリムトの《生命の樹》に含まれる統一性の象徴については多くの人が語ってきましたが、この絵は男性性と女性性を表現したものだと考える人もいます。この絵に表現された女性性は生命の維持・世話・成長を象徴するのに対し、男性性は男根のような表彰を通じて表現されています。この相対するものが一つになることによって生命が生まれ、生命の樹も生まれるのです。この絵が象徴しているものは人の偉大な美徳、すなわち力・知恵・美が一体となることである、と述べる人もいます。空に届こうとする木は、人間が絶えずさらなる高みを目指そうとする思いを象徴しており、しかしながらその根は未だ地に縛られているのです。

今日はあるユーザーのお誕生日です――ということで、お誕生日おめでとう、Mattさん!この絵画は、お友達のJackieさんからのリクエストです :) 素敵な週末をお過ごしください。

Zuzanna