うずくまる女 by Auguste Rodin - 1882年 うずくまる女 by Auguste Rodin - 1882年

うずくまる女

ブロンズ像 •
  • Auguste Rodin - 12 November 1840 - 17 November 1917 Auguste Rodin 1882年

今月の毎週日曜日は、偉大な2人の芸術家――フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンとポーランドの芸術家ザビエル・ドニコヴスキ――が制作した傑作をご紹介します。いずれも女性を表現したものです.素敵な合同展覧会についての詳細は、クラクフ国立美術館のホームページをご覧ください(リンクは下の方にあります).お楽しみあれ! :)

この彫刻は、ロダンの最も有名かつ最大級の作品の一つで制作期間37年の未完作品《地獄の門》のティンパヌムのうちの1体です。《考える人》や《接吻》といった有名な作品も、この群像彫刻の一部として生まれました。《うずくまる女》は、ロダンの芸術の重要な要素を表しています――それはロダンが魅了された、女性の体です。本作では女性が難しいポーズを取っていますが、学者らはこのポーズにミケランジェロの作品における美学との関連性を見出しています。ロダンは身体が持つダイナミクスや、筋肉の緊張、表情を好みました。しばしばヌードモデルにアトリエの周りを歩かせては、何かに心奪われる度にそのポーズで止まるように指示し、スケッチをしたのです。女性の性や滲み出るエロティシズム、官能性を強調したロダンの作品は、数え切れないほどあります。ロダンは胸、臀部、子宮といった性に関する特徴を目立たせ、性愛にまつわる状況におけるそれらを捉えたのです。こうしたことは特に絵画作品にはっきりと表れているのですが、今回の展覧会ではそのうちの数枚を見ることができます。

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