1872年の今日、近代絵画の巨匠の一人ピート・モンドリアンが生まれました。そこで今日は彼の最も有名な作品を一つご紹介します。
モンドリアンは1917年に始まった「デ・スタイル運動」の発足当時からのメンバーでした。デ・スタイル運動の活動と並行して、彼は1920年代までにオフホワイトの画面を黒い線で並行・垂直に区切り、原色を彩色した部分をところどころに補うという、彼独自の「コンポジション」という作風を確立しました。
モンドリアンは芸術は自然界の隠された霊性を映し出さなくてはならないという信念を持っていました。森羅万象を治める力の均衡に潜む神秘のエネルギーを表すために、彼は作品の主題を最も基礎的な要素にまで簡略化しました。著書『新しい造形』は抽象芸術のバイブルの一つとなっています。その中で彼は、現代写実表現の新しい手法として、キャンバス上に配置された色と形の作用のことを簡潔に「造形」と呼ぶとする独自の絵画表現理論を詳細に語っています。
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