この絵は最も複製される機会が多く、また展示されることも多いモディリアーニの作品の一つです。彼は1884年の今日、生まれました。彼はユダヤ系イタリア人で、画家や彫刻家として主にパリで活動しました。彼は現代的な肖像画やヌードで知られていて、人物の面長の顔やすらっと伸びた首と体型が特徴ですが、彼の絵は当時はあまり評価されず、受け入れられるようになったのは亡くなってからでした。
この絵は彼の有名な裸婦像の中の一つで、ポーランド人の画商レポルドル・ズボロウスキーの庇護の元にあった1917年に制作したものです。この作品は1917年にベルテ・ウェイルのギャラリーで開かれた、モディロアーニの最初で最後の個展に展示されたものの一つだと考えられています。ただこの個展は、例えばこの作品のような絵が不適切だと言う理由で、警察官によって閉鎖させられました。この作品は2015年に170.4ミリオンドル(日本円で約186億円)で個人の蒐集家に落札されています。
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