20世紀最初の10年間に、スロバキアの田園風景の中にも工業施設が入り込み始めました。その頃はまだたいした数ではありませんでしたが、次第に景観を圧迫するようになっていきます。ゾロ・パルグヤイがスロバキアモダニズムを象徴するある作品を発表した頃から、文明、伝統、近代化の共存の難しさが問われるようになりました。その作品というのがこの工場の煙突を背景に座る水差しを持った少女の絵です。座っている少女の横顔は静かでまるで白い妖精のようです。それとは対称的に少女の背後には工場の煙突が吐き出す煙が渦を巻いています。
この作品はヨーロッパの文化遺産のポータルサイトであるヨーロピアナで紹介されています。彼らのヨーロッパの労働に関する企画を見ると、ヨーロッパの仕事のあり方を通してヨーロッパの歴史そのものについて知ることができます。例えばスウェーデンとフィンランドにおける「丸太流し」の様子はここから見ることができます。
工業施設がいかに芸術家達に影響を与えてきたか。ここではリバー・ルージュの例を読むことができます。