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民俗芸術などを描いたロシア出身の画家マルク・シャガールが、1911にパリを訪れたときに初めて抱いた感情は、フランスの首都にあまりにも圧倒され、すぐにでも故郷に帰りたいという思いでした。この気持ちはすぐに変わり、パリはシャガールにとって天命の地となりました。「私は初めて、光や色、自由、太陽、そして生きる喜びを見つけつつあるみたいだ」とシャガールは述べ、自身の将来の絵画を形作った、パリへの一対の印象を
「Lumière-liberté (光・自由)」と呼びました。パリでシャガールは、「自分のビジョンの中にあって、自分が本当に描きたいと思っていたタイプの芸術」を見たのです。このビジョンが生まれたのには、キュビズムの分裂が大きな役割を果たしています。こうした芸術上の目覚めが結実したものは、叙情的な色のコントラストと、キュビズムの影響を受けた幾何学的な構成要素の組み合わせである、シャガールの絵画作品の中に見出すことができます。また、シャガールは1925年に、《愛し合う二人》と題されたこの作品をパリで描いています。
本日の絵画は、アムステルダム市立美術館で開かれている「シャガール、ピカソ、モンゴリアンとその他画家たち:パリに移住した芸術家」展で目にすることができます。アムステルダム市立美術館の見事なコレクションから、50人以上の芸術家、写真家、グラフィックの作品を展示しています。2月2日までですので、お見逃しなく!
こういう特別展が開かれてくれると、仕事冥利に尽きますね。
P.S. 空飛ぶ恋人たち、マルク・シャガールと妻ベラの素晴らしいお話はこちら<3