猫

今日は春の訪れを告げる日、そして世界詩歌記念日です！いつもとは趣向を変えて、アート・ファンでもあった女流詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカのコラージュを紹介します。彼女は、次の理由によって1996年にノーベル文学賞を受賞しました。「皮肉をはらんだ緻密な詩によって、人間のリアリティのフラグメントに光を当て、その歴史的、生物学的文脈を浮き彫りにした」 

シンボルスカの秘書だったミハウ・ルシネクは、エッセイ ”On Understanding the Cut-and-Paste Cards" の中でシンボルスカのコラージュについて書いています： 

シンボルスカは長年にわたって、葉書サイズのコラージュを作って友人に送っていました。最初のコラージュ作品は1960年代後半か70年代初期に制作されましたが、シンボルスカによれば、いい絵葉書が見つからなかったので、コラージュの技法を使って自分で作ることにしたそうです。「私はアーティストになるから、2,3日の間は家には来ないでちょうだい」毎年11月の初めになると、彼女は友人にこう伝えたものです。もてなしを放棄した訳でも、コラージュのアイデアを得るために一人になりたかった訳でもなく、その理由は非常に現実的なものでした。新聞や雑誌の切り抜きが家中に散らかっていたのです。彼女は、これを”切り貼りカード”　（wyklejanki）と呼んで、コラージュの材料にしていました。シンボルスカは40年以上にわたって毎年コラージュを制作しました。

素敵でしょ？私は、この猫好きですよ。

今日の素晴らしいアート作品は、ヴィスワヴァ・シンボルスカ財団の協力で紹介しています。

P.S.　猫好きにはたまらない、名画の中の15匹の猫はこちらをご覧ください。

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