今月は、黒人の歴史の特集月間。今日は黒人の風景画家ウィリアム A. ハーパーの希少な作品を紹介します。描かれているのはフランスの田舎の田園風景。 カナダで生まれたハーパーはシカゴで絵を学びましたが、後にパリでは、当時在外アフリカ系アメリカ人画家として主導的立場にあったヘンリー・オサワ・タナーに師事します。パリの都会的な環境から離れた郊外の情景は、ハーパーのみならず、多くのアメリカ人画家が好んで採り上げた題材でした。本作のようなハーパーの過渡期の作品には、フランスのバルビゾン派や印象派、ポスト印象派の影響が見られます。
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P.S. アフリカ系アメリカ人画家のパイオニア、ヘンリー・オサワ・タナーについてはこちらをご覧ください!