この作品は、5枚のパステル画からなるシリーズの1枚です。気品ある紳士たちが社交的な晩を過ごすというユーモラスな物語を描いており、お上品に始まりますが、次第に彼らは、お酒によってすっかり手に負えなくなってしまいます。このシリーズの名は「NELRI」といって、額縁の上部にあるラテン語のタイトルのイニシャルを組み合わせたものです。
トルーストは本作を、油絵具ではなくガッシュ(アラビアガムでできた不透明水彩絵具)とパステル(柔らかいチョーク)で制作しました。この技術は18世紀でとても一般的なものでした。
コーネリス・トルーストは、18世紀のアムステルダム出身の画家で俳優(!)でした。彼の作品はウィリアム・ホガースの影響を受けており、そして間違いなく、ヴァトー、ブーシェ、ランクレといったフランスの画家の影響も受けていると思われます。今日の作品は、マウリッハイス美術館のご協力で紹介しました。それから、このパステル画にはキスをする2人の男性がいます。
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P.S. こちらはヴァトーとロココの謎について、こちらはロココの女性の美のガイドです! :-D
P.S. DailyArtマガジンでは毎週、特別テーマを設けています。今週は「ロココ」です! ニュースレターもご購読いただけますよ! <3