マリア・ジビーラ・メーリアン(1647~1717年)は、科学的なイラストを描いた画家であり、昆虫を直接観察した最初の自然科学者の一人でもあります。「暇さえあれば昆虫を調べていました。最初は、故郷のフランクフルトで見つけた蚕。その内、他の毛虫も蚕と同じように、美しい蝶や蛾に変わることに気づいたのです。毛虫を見つけては集めて、変化する様を観察しました。」1679年と1683年には『毛虫の変態の驚異とその不思議な食草』という毛虫に関する2巻物の研究書を出版します。その本に掲載された50点の銅板のエッチングには、メーリアンが何年にもわたって観察してきた、幼虫や蝶、蛾をはじめとする昆虫の驚くべき一生が描かれています。
アムステルダム国立美術館所蔵の今日の傑作は、ヨーロピアナの協力で紹介しました。
マリア・ジビーラ・メーリアンは、デイリーアートの女流画家ノートにも採り上げられています。こちらをチェックしてみてください。