夢の世界 by Laura Theresa Alma Tadema - 1876年 - 46 x 31 cm 夢の世界 by Laura Theresa Alma Tadema - 1876年 - 46 x 31 cm

夢の世界

油彩/カンヴァス • 46 x 31 cm
  • Laura Theresa Alma Tadema - 16 April 1852 - 15 August 1909 Laura Theresa Alma Tadema 1876年

ローラ・テレサ・アルマ=タデマは、1852年の今日、生まれました。彼女は、当時の英国画壇の主導的画家の一人。ローレンス・アルマ=タデマ卿の弟子であり、2番目の妻でもあった彼女は、女性と子供をモデルに、家庭の情景や風俗を情感豊かに描くことに長けていました。夫と同様に古代の歴史や風景をテーマにした作品を制作することもありましたが、総じて手本としたのは17世紀のオランダ絵画。その影響は、夫が受けたものよりずっと大きいものでした。ベネルクスの国々を訪れて、フェルメールやデ・ホーホの作品に学んだ効果が、今日の作品にも表れています。 

1873年のパリのサロンへの出品が、アルマ=タデマに最初の成功をもたらし、1878年に開催されたパリ万国博覧会では、画家として参加した2人のイギリス人女性の一人となりました。ロイヤル・アカデミー(1873年以降)やグローブナー・ギャラリーなどロンドンの複数の拠点を活躍の場としたアルマ=タデマは、『イングリッシュ・イラストレーテッド・マガジン』をはじめとするイラストの仕事にも時折取り組みました。

P.S. フェルメールが描いた「デスパレートな妻たち」の家庭のシーンと比べてみてください。こちらからどうぞ。