ペンダント:顔 by Unknown Artist - 1900年 - 7.6 x 5 cm ペンダント:顔 by Unknown Artist - 1900年 - 7.6 x 5 cm

ペンダント:顔

金 • 7.6 x 5 cm
  • Unknown Artist Unknown Artist 1900年

失蝋法(訳注:ろうを原型に用いた鋳造方法)で成型された金のオブジェは、バウレ族固有の芸術様式で、先祖の霊とのつながりがあります。バウレ族の起源は、ガーナのアカン族から分離した種族。金の装飾品(アジャ)は、日頃は旅行かばんや壺に入れて保管されていますが、葬儀のような重要な行事の際にお披露目されます。葬儀では、尊敬と一族の富の証として、埋葬の前に遺体の周りに並べられます。このペンダントのように顔の形をした装飾品は、友人や恋人の理想化された肖像。この男性は、あごひげを生やし、念入りに編まれた髪型をしています。

今日の作品は、クリーブランド美術館の協力で紹介しました。素敵な週末をお過ごしください!

P.S. 様式化された顔のモチーフは、様々な文明で見られます。古代中国、三星堆の仮面の神秘について知りたい方はこちらをご覧ください。