カフェ・コンサート by Georges Seurat - 1887-88年 - 31.4 x 23.6 cm カフェ・コンサート by Georges Seurat - 1887-88年 - 31.4 x 23.6 cm

カフェ・コンサート

白チョークを混ぜたコンテ・クレヨン • 31.4 x 23.6 cm
  • Georges Seurat - December 2, 1859 - March 29, 1891 Georges Seurat 1887-88年

まだパンデミックが収まらない中でこの文章を書いていますが、世界にはもうカフェやコンサートにも出かけていける場所があります。何ヶ月も続いたロックダウンの後には、いい気晴らしになりますね!

ジョルジュ・スーラは、その短い生涯にも関わらず、多くのスケッチを遺しています。そのほとんどは、蝋製のコンテ・クレヨンと、今日の作品に使われたような粗目の紙で制作されました。

カフェ・コンサートは、1800年代終わりのパリで、中流階級に人気のあった娯楽スポット。そこには、歌手やボードビルのエンターテイナーが出演していました。スーラは、カフェ・コンサートを描いたスケッチを8点制作しており、その内の何点かの舞台は特定されています。この作品の視点は画期的。絵の鑑賞者は、女性歌手の歌声を聴く男性客の山高帽越しにステージを見つめる格好になります。スーラが愛用したコンテ社製の黒いクレヨンは、その蝋のクオリティゆえに、紙の質感と相まって劇的な効果を生み出しました。

今日の作品は、クリーブランド美術館の協力で紹介しました。

スーラと彼の仲間の画家たちについてもっと知りたい方は、ポスト印象派の101オンライン・コースをチェックしてみてください!

P.S. ジョルジュ・スーラは、多くの19世紀の画家と同様に、サーカスを愛し、生き生きとした曲芸ショーに刺激を受けました。スーラが描いたサーカスの絵をこちらからどうぞ。さあ、ショーのスタートです!