束を背負った若い娘 by Camille Claudel - 1890年頃 - 14 1/8 x 7 x 7 1/2 インチ 束を背負った若い娘 by Camille Claudel - 1890年頃 - 14 1/8 x 7 x 7 1/2 インチ

束を背負った若い娘

ブロンズ • 14 1/8 x 7 x 7 1/2 インチ
  • Camille Claudel - 8 December 1864 - 19 October 1943 Camille Claudel 1890年頃

今日は国立女性美術館の特集最終日。お楽しみいただけたなら嬉しいです。  : ))

オーギュスト・ロダンのスタジオアシスタントとしての経験は、カミーユ・クローデルへ、裸像を学び、構造上のニュアンスのさらなる理解を深める機会を与えました。

『束を背負った若い娘』は、小麦の束に寄りかかって座る若い女性を表現しています。クローデルは、荒削りに形づくった背景に対する少女の肉体の堅固さを強調しました。頭部は右へひねられていますが、彼女は右腕を体へ引き寄せ、膝を寄せています。明白な性的要素を否定するポーズは、彼女の控えめさを強調します。さらに少女の位置も、異なる角度から見ても魅力的で、クローデルへ、このぎこちない場面に流れる緊張感をとらえさせています。

クローデルは小規模の彫刻に特化することで、個人収集家のファンを得て、需要に応える多様な複製物を制作しました。彼女は『束を背負った若い娘』の複数のバージョンを制作しており、テラコッタ製のものや、ブロンズ製の12の連作(この作品は8番目です)などがあります。クローデルは、ブロンズ像の制作過程をじかに指揮することで名声を得ました。当時、多くの芸術家が相変わらず、専門の職人へ粘土像を譲っていましたが、彼女は芸術家自身の技術面を重要視したのです。

カミーユ・クローデルは、波乱に満ちた悲しい人生を送りました。このすばらしい女性と芸術家について、こちらで詳しく読めます。

P.S. アメリカ独立記念日にちなみ、こちらは国立女性美術館の収蔵品から、偉大なアメリカ女性芸術家のセレクションです!