砂に埋もれる犬 by Francisco Goya - 1819–1823年頃 - 131.5 × 79.3 cm 砂に埋もれる犬 by Francisco Goya - 1819–1823年頃 - 131.5 × 79.3 cm

砂に埋もれる犬

漆喰の壁に描かれた油彩画をカンヴァスに転置 • 131.5 × 79.3 cm
  • Francisco Goya - 30 March 1746 - 16 April 1828 Francisco Goya 1819–1823年頃

スペインの画家フランシスコ・ゴヤのこの作品には、『砂に埋もれる犬』というタイトルがつけられています。そこに描かれているのは、上方を見上げる犬の頭。犬は画面の大部分を占める何もない空間に埋没し、その体は、下部にある暗い色の坂のような得体の知れない塊に覆い隠されています。プラド美術館の作品解説パネルには、犬は窮地に陥り、まさに溺れつつあると書かれています。 

『砂に埋もれる犬』は、70代半ばにさしかかったゴヤが1819年から1823年にかけて、家の壁に直接描いた『黒い絵』シリーズの1点。一人で暮らし、精神面と肉体面双方の大病に苦しんでいたゴヤは、死に対する恐怖を抱き、「聾者の家」に移り住むまでの過去10年にわたって母国スペインを苦しめてきた様々な苦難に悲観的な思いを募らせていきました。元々はもっと活気のある絵で室内を飾っていましたが、あるとき、今日『黒い絵』として知られ、強烈な印象を観る者に与える絵で壁全体を塗りつぶしていったのです。ゴヤはこれらの絵を公開するつもりはなかったので、彼が転居した後も50年間ずっとそこに残されていました。

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