1452年の今日、ルネサンス期の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれました。
ジュリオ・デ・メディチ、教皇クレメンス7世が最初の所有者だったとされるこの聖母像は、ダ・ヴィンチがまだ師の工房で修行を積んでいた若い頃に制作した板絵の一つ。窓のある室内空間を背景にした聖母子像からは、ダ・ヴィンチがフィレンツェの伝統的様式に忠実だったことがうかがえます。
本作の構図には、自然を扱った習作の成果が見られる一方で、後に開花することになる優れた才能の片りんも垣間見えます。絵画テクニックの実験でもあったこの油彩板絵には、並外れた才気が発揮されています。
今日の作品は、アルテ・ピナコテークの協力で紹介しました。
P.S. ダ・ヴィンチの作品には、女性に対する特別な敬意が表れています。その傑作に描かれた女性の正体を知りたい方はこちらをクリック。
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