アルビオンは立ち上がった by William Blake - 1794〜1796年 - 27.2 x 20 cm アルビオンは立ち上がった by William Blake - 1794〜1796年 - 27.2 x 20 cm

アルビオンは立ち上がった

エッチング、水彩とインクによる手描き • 27.2 x 20 cm
  • William Blake - November 28, 1757 - August 12, 1827 William Blake 1794〜1796年

この版画はかつて、1796年にウィリアム・ブレイクがミニアチュール画家オジアス・ハンフリーのために出版した『ラージ・ブック・オブ・デザイン』の一部でした。ブレイクのその神話集では、アルビオンは原始の人間であり、彼が墜落し分裂して、ユアリズン、サーマス、ルヴァ/オーク、アーソナ/ロスの4つのゾアとなります。その名は、ブリテン島の古代・神話名のアルビオンに由来します。ブリテン島の創始の神話では、アルビオンとは、ギリシャ神話の海神ポセイドンの巨人の息子。彼はヘラクレスと同時期の人物ですが、ヘラクレスはアルビオンを殺しました。アルビオンはその島に国を起こし、そこを統治します。ブリテン島、やがて創始者にちなみアルビオンと呼ばれるその島には、彼の子孫の巨人たちがおよそ1100年間居住しつづけましたが、ユリウス・カエサルのブリタンニア侵攻時にやってきたトロイのブルータスが、(その他の巨人全員を殺し、生き残っていた)わずかな巨人たちを打ち負かしました。

本作で、人間性の擬人化であり、ブリテン島の擬人化でもあるアルビオンは、物質主義の足枷から自身を解放しています。

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P.S. ブレイクは象徴的な聖書のイラストを描いたことをご存じでしたか? 美術館だけでなくポップカルチャーの中にも見つかる、彼のもっとも有名な赤い龍をご覧ください!