ベルト・モリゾはフランスの画家。印象派として知られることになるパリの画家グループのメンバーでした。1874年には「(サロンに)拒否された」印象派の画家による最初の展覧会に参加。同展にはポール・セザンヌ、エドガー・ドガ、クロード・モネ、カミーユ・ピサロ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、アルフレッド・シスレーらも出品しました。モリゾは、1874年から1886年までに8回開催された印象派展に、一回の不参加を除いてすべて出品しています。私生活では、友人であり画家仲間でもあったエドゥアール・マネの弟ウジェーヌ・マネと結婚しました。
この作品のモデルは画家の姉エドマ。開け放たれた窓のそばで椅子に座り、何か深く考え込んでいる様子。日本の扇子を見つめていますが、彼女の関心はそこにあるのでしょうか?抑制のきいた色調が、内省的な雰囲気を醸し出しています。
P.S. モリゾの娘ジュリー・マネは、いかにして母や叔父、そして多くの印象派の画家たちのモデルになったのでしょうか?その訳は、こちらをご覧ください。
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