これは、ロンドンのクレモーン・ガーデンの花火を描いた作品。ジェームズ・ホイッスラーの作品の中でも最も悪名高いものでしょう。美術評論家のジョン・ラスキンとホイッスラーとの間で争われた名誉棄損訴訟(詳しくはこちら)の原因となった作品です。ラスキンは次のようなコメントを発表して、この作品を公然とこき下ろしました。「 私はこれまでもロンドンっ子の不謹慎さを見聞きしてきたが、まさか絵具壺を公衆の面前に投げつけて200ギニーを要求するような無礼な話を聞くとは思ってもいなかった」ホイッスラーは訴訟には勝ったものの、賠償金は1ファージング(訳注:1ペニーの1/4)という僅かなものでした。この作品は、もの悲しさのある雰囲気、繊細な色遣い、トーナリズム的スタイルが特徴的なホイッスラーのノクターン・シリーズの内の1点です。
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