今と変わらず18世紀の頃も、パンテオンはローマの観光名所の一つでした。紀元2世紀、ハドリアヌス帝の時代に建造された、この巨大なドーム型神殿は、609年にキリスト教の教会(サンタ・マリア・ロトゥンダ教会)として奉献されたお陰で、今も往時のままの姿を誇っています。ジョバンニ・パオロ・パンニーニが描いたパンテオンには、外国人観光客や、ローマのあらゆる階層の人々が集い、祈りを捧げたり、おしゃべりに興じたり、この驚嘆すべき建造物を称えたりしています。細部まで描き込まれた見事な作品をご覧ください!カナレットがヴェネツィアに対してやったことを、パンニーニはローマで行ったのです。この二人の画家は精緻な技術と生き生きとした表現力で、街のモニュメントや人々の日々の生活を記録したのです。
建築と舞台美術を学んだパンニーニは遠近法を巧みに操り、実際に1ヶ所から見える視野以上に広く内部を描きました。視線は建物の奥深くの入り口に向かって伸び、外にはポーチの巨大な柱と、神殿前広場にあるオベリスクが垣間見えます。画家は、ドームの頂にある円形の天窓から、雲が浮かぶ青空が見えるように趣向を凝らしています。
P.S. パンニーニという名前の響きを聞いたことがありますか?あなたがグルメか、アートと食の両方が好きであれば、食に関連する名前を持ったイタリアの画家についてのコラムをご覧ください。