私の姉妹 by Elisabeth Chaplin - 1913/1914年 - 108 x 81 cm 私の姉妹 by Elisabeth Chaplin - 1913/1914年 - 108 x 81 cm

私の姉妹

油彩、カンヴァス • 108 x 81 cm
  • Elisabeth Chaplin - 17 October 1890 - 28 January 1982 Elisabeth Chaplin 1913/1914年

エリザベート・シャプランは、フランスに生まれ、トスカーナで暮らしたナビ派の画家。親族にも画家や彫刻家がいる芸術一族の生まれです。母親は詩人・彫刻家で、おじは、メアリー・カサットのような画家に教えていた画家・版画家でした。シャプランは正式な美術教育を受けずに絵を描き始めました。子供時代にトスカーナへ引っ越した後、ウフィツィ美術館の古典作品を模写しながら独学で学んだのです。シャプランの一家は1916年にローマへ引っ越しますが、そこで彼女は指導者の一人となるフランスの画家・版画家のポール=アルベール・ベナールに出会いました。彼女は作品に、カラフルな家庭風景や肖像をよく描きました。イタリアで広く作品を展示し、1930年代後期にパリへ引っ越した後は、ノートルダム・デュ・サリュやサン・エスプリのために大規模な公共作品を制作し、フランス共和国のレジオンドヌール勲章を授賞しました。後期はフィエーゾレに居を構え、ストロッツィ宮といったフィレンツェで最も権威ある場所で展覧会が開かれたり、ヴェッキオ宮殿で回顧展も開かれました。

彼女は肖像画やトスカーナの風景画で知られており、作品の多くはフィレンツェのピッティ宮殿の近代美術館に所蔵されています。ヴァザーリの回廊のコレクションにも肖像画が2点あります。今日紹介しているのは、バイオリンを弾く彼女の姉妹を描いたとても親密な肖像画。美しいですよね!

女性画家が制作したアートをさらに探りたい方は、DailyArtのノートブックやポストカードをチェックしてください。  

P.S. 著名な詩人、ヴァージニア・ウルフのくつろいだ肖像画をご覧ください。描いたのは姉ヴァネッサ・ベリです! 姉妹を描いた肖像画をもっとご覧になりたい方は、下の記事をチェック!