エヴァ・ゴンザレスをご存知ですか?
彼女は、メアリー・カサット、ベルト・モリゾ、マリー・ブラックモンと並ぶ、19世紀印象派の代表的女性画家の一人でした。エドゥアール・マネの唯一の正式な弟子であり、多くの印象派の画家のモデルも務めたゴンザレス。マネの影響を受けた自画像を数多く制作した後、家庭生活のシーンや静物を独自のスタイルで描くようになります。1879年にグラフィック・アーティストのアンリ・ゲラ―ルと結婚しますが、出産後まもなくこの世を去りました。
マネ同様、印象派展に出品することはありませんでしたが、その画風ゆえに印象派の一人とされています。マネに師事していた間に制作された自画像を見ると、マネが描いた自分の姿に若干の修正を加えることで、一人の芸術家としての個性とアイデンティティを表現しようとしていたことがわかります。
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P.S. 印象派の4人の女性画家にまつわるストーリーはこちら。4人ともご存知ですか?