磁器デザインの見本帳 by Unknown Artist - 1920年頃 - 41 × 33 cm 磁器デザインの見本帳 by Unknown Artist - 1920年頃 - 41 × 33 cm

磁器デザインの見本帳

エッチングのタイトルページ • 41 × 33 cm
  • Unknown Artist Unknown Artist 1920年頃

今日紹介するものは少し予想外かもしれません——マイセンの磁器工房が、特別(で明らかにとても裕福)な顧客のために作った非常にめずらしい類の見本帳の1ページです。第一次世界大戦による荒廃の後、その工房は、最も人気のデザインを称賛することで、 産業化以前の時代の文化的価値と高品質な手仕事へ立ち返ることを主張しました。この見本帳は1920年頃の制作で、「インドの模様」と名付けられていますが、実際には日本、中国、インドなどのアジア諸国の古い装飾に影響を受けたデザインが収められています。こういった多くのデザインは、手彩色で、金の細部装飾が施されており、1700年代にその工房が始まった頃からあります。 

この見本帳の作成が1920年代なので、長きに渡ってこれらのデザインがいかに広く普及していたかが分かります。良質な紙に手彩色のエッチングという制作方法は、1700年代からある特別な印刷シリーズと見本帳の制作の伝統を守りつづけています。 

今日この紙製の宝物を紹介したのは他でもなく... 翼のあるドラゴンが描かれてるからです!! なんてかわいいドラゴンでしょう!

P.S. 動物(空想上の動物も含め)の絵がお好きなら、DailyArtの動物の絵ポストカード50枚セットをチェックしてください。  

P.P.S. 中国磁器は16世紀ごろのヨーロッパ中でたいへん普及し、絵にも描かれました。オランダ黄金時代のこれらの傑作を見てみましょう!