ルイーザ・マイノットの名を聞いたことはありますか?
彼女の生涯はいまだに謎に包まれたところがあります。分かっているのは、1788年生まれのアメリカ人画家だということ。知られている作品は2つだけで、それはちょうど最近ニューヨーク歴史協会の所蔵品から発見されたばかり。今日はそのうちの一つをご紹介します。マイノットがどのように美術教育を受けたのかも分かっていません。しかし、ナイアガラの滝の絵における素晴らしい細かさから推測されるのは、これが最初の作品ではないだろうということ、そしてこの他にも作品があるだろうということです。それらのカンヴァスに披露されたまぎれもない美術才能以上に、ルイーザ・マイノットがいかに主題に取り組んだかについても、目を見張るものがあります。彼女はナイアガラの滝への感動を、素晴らしく写実的に捉えました。
考えてみてください。スマートフォンでナイアガラの滝の写真を撮ろうとしたら、どのくらい近づけばいいのでしょう。そして想像してください。防壁も保護もなく、何時間も滝の前に座り、これと同じ眺めを描くことを。ルイーザ・マイノットの素晴らしい作品は、ちらっと見て通り過ぎるだけでは、あまりにもったいないものです。ルイーザは才能ある画家であっただけではなく、エッセイや日記などの文章も残しました。
学者たちがすぐに、彼女の情報をもっと発掘してくれることを願います!
P.S. 忘れられた女性画家たちや美術パトロンについてさらに学びたいなら、DailyArtの幅広いラインナップのオンラインコースをぜひチェックしてください。「フランス印象派メガコース」、「フレンツェのルネサンス美術」、「キュビスム101」など。今なら25%オフで受講できます! :)
P.P.S. ルイーザ・マイノットはハドソンリバー派の一人でした。そのアメリカの美術運動というと、男性画家をイメージすることが多いでしょう。しかし、そのグループには非常に才能ある女性画家もたくさんいたのです。ハドソンリバー派の6人の女性画家を知ってください!