作業机 by Pierre Bonnard - 1926/1937年 - 121.9 x 91.4 cm 作業机 by Pierre Bonnard - 1926/1937年 - 121.9 x 91.4 cm

作業机

油彩/カンヴァス • 121.9 x 91.4 cm
  • Pierre Bonnard - October 3, 1867 - January 23, 1947 Pierre Bonnard 1926/1937年

この色鮮やかで様式化された縦長の絵には、上から見下ろす構図で小さな木のテーブルが描かれています。繊細な脚を持つテーブルの上には、うずたかく積まれた紙の束と本。背景には、からし色のソファでくつろぐ犬と猫。画家は筆跡が残る筆致で、バタースコッチ色、山吹色、空色、ネイビーブルー、アップルレッド、白などの彩り豊かな色調を用いて大まかに描いています。画面の3分の2を占める四角いテーブルの上は、手前右隅に見える厚い書類の束二つや、反対側にある薄くて赤い本など、書類と積み上げられた本でいっぱいです。本と本の間では、ターコイズ、スカーレット、レンガ色のカラフルな筋や斑点が、生き生きとした色彩の四角形を作り出しています。積まれた本の右には、抽象的なアイスブルーの花が活けられた背の高い花瓶。その奥に見えるのは、風船ガムのようなピンク色のシートで部分的にカバーをかけた「ミュージック・アルバム」と書かれた書類。

テーブルの下に敷かれたカーペットは、明るい青で派手に染め抜かれた円を、黒い楕円とレモン・イエローのドットがある白い帯が取り囲むデザイン。中央では、杏色とグレイの抽象的なバラ模様が施された黒い円が黄色い中心を縁取っています。左上部では白い猫と茶色いぶちがある犬がソファでくつろぎ、その近くにはタンジェリン・オレンジの椅子と、おそらく枕と思われる緑がかった青の塊。家具が置かれていない床は鮮やかな黄色で塗られ、場面に温かみを与えています。

ピエール・ボナールの『作業机』は、室内を描いた画業後半の作品とは異なり、色の短いストロークではなく、青と黄色の大きな筋が画面を支配しています。ボナールは1926年にこの作品を描き始め、青いカーペットのバラ模様のデザインをシンプルに変えるべく、1937年に手を加えました。画家はテーブルの上の物の中に署名を紛れ込ませています。わかりますか?

ボナールの作品は壁に掛けて実物を見るべきだと思います。でも、近くに美術館がなく、本物も持っていない場合はどうしたらいいでしょうか? もちろん、デイリーアートのアプリと、デイリーアートの2025年版カレンダーで作品を鑑賞しましょう!アート満載の壁掛け&卓上カレンダーをデイリーアート・ストアでチェック!

P.S. ボナールは、印象派後の芸術実験の大きな潮流に参画しましたが、それについてどれだけご存知ですか?ポスト印象派の画家に関するクイズに挑戦してみましょう!