Hilma af Klint
1862年の今日、西洋美術史において初めて抽象画を描いたとされるスウェーデンの画家、神秘主義者のヒルマ・アフ・クリントが生まれました！
彼女は神智学とバラ十字運動について学び、意識を拡張し、「直感や瞑想、そして通常の人間の意識を超えた別の手段に注意を集中することで、より深いレベルの精神的現実を理解することができる」と信じていました。その作品は幼少期、青年期、成人期、原初の混沌、エロス、進化、祭壇そして知識の樹といった主題の探究を通して、私たちの現実と宇宙をつないでいます。これらの主題は、私たちに神聖なるものに近づく機会をもたらし、精神的崇高性を本体論的に経験する道を開くのです。
アフ・クリントは自身の作品を甥に託し、自分の死後20年間、つまり1960年代後半までは抽象芸術作品を公表しないように指示しました。1970年、彼女の全作品をストックホルム近代美術館に贈呈するとの申し出がありましたが、その申し出は拒絶されました。皮肉なことに同館は現在、彼女の作品を多数所蔵しています。
この作品は、素敵な傑作とそれにまつわるストーリーが満載のデイリーアート2025年版卓上カレンダーに採用されています。
P.S. 今日の作品は、人間の感情の進化を表現した、驚くべき大作シリーズの一部。ヒルマ・アフ・クリントの「テン・ラージスト・シリーズ」をじっくり見てみましょう！