素晴らしいマクマイケル・カナディアン・アート・コレクションの特集月間が続きます。
フランクリン・カーマイケルは、見事な水彩画で特に知られていますが、何でもござれのアーティストだったことをご存知ですか?油彩画や版画から本の装丁、商業美術まで、カーマイケルはあらゆる分野に手を染めました。1890年にオンタリオ州のオリリアで生まれ、1910年にはオンタリオ芸術大学で学ぶためにトロントに移転。ほどなくしてグリップ社で見習いとして働き始め、トム・トムソンや、未来のグループ・オブ・セブンの仲間、アーサー・リズマーやフレッド・ヴァーリーらの知己を得ます。1920年、カナダの芸術を再定義することになるこの伝説的グループの創設メンバーの一人になりました。
『秋』の話をしましょう。1940年に制作された本作には、光と影を表現するカーマイケルの技量のすべてが表れています。画家の油絵具の使い方は、この絵に見事な深みと豊かさをもたらし、秋の情景は活力にあふれ、まるで生きているかのようです。場面全体を照らす光。樹々の暖かな赤や金色と、丘の涼しげな影がダイナミックなコントラストを生み出しています。 秋の心地よい空気が直に感じられるようです。『秋』は単なる風景画以上のもの。光と闇、静けさと動きの完璧なバランス。水彩画の輝きを油彩画で再現するカーマイケルの腕前が遺憾なく発揮されたこの作品は、目を楽しませるだけでなく、深い感情を呼び起こす体験をも与えてくれるのです。
『秋』には、カナダの風景へのカーマイケルの愛情と、それを絵で表現する比類ない能力が見て取れます。大胆な筆遣いと光の見事な使い方は、観る者をその場所にいて、秋の美しさに身を委ねているかのような気持ちにさせてくれるのです。
P.S. デイリーアートの素敵な2025年版カレンダーをチェックしてみてください。今日の作品のような素晴らしい風景画もたくさんありますよ!
P.P.S. カナダの伝説的な画家集団、グループ・オブ・セブンをご存知ですか? アートを通してカナダ人のアイデンティティを形成する役割を果たしました。