メアリー・モーザーをご存知ですか?
メアリー・モーザーは英国の花の画家。1726年頃にロンドンに移住したスイスの金細工師、エナメル職人、メダル製造職人のジョージ・モーザー(1706–1783)の娘です。父親と並んで、1768年の王立アカデミー創設時のメンバーの一人だったメアリー(アンジェリカ・カウフマンがもう一人の女性会員でした)。当時24歳だった彼女は最年少の会員となり、1805年には会長職の候補に推薦されています。
その魅力的な花の静物画は生涯にわたって高い評価を得ました。14歳の時に初めて花の絵で賞を獲得して以来、数々の作品で人気を博し、シャーロット王妃を始めとする王室からの注文も受けるようになりました。
この輝くような水彩画に描かれているのは、クリーム色のラッパズイセン、豊かな花つきの赤いチューリップ、ピンクがかったクレマチス、シラーの青い小枝などの沢山の花々であふれるギリシア風の花瓶。それは、植物画としての芸術性の高さを示す好例です。
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