斜め前から見た右向きの聖母マリアの頭部 by Leonardo da Vinci - 1510–13年 - 20.3 x 15.6 cm 斜め前から見た右向きの聖母マリアの頭部 by Leonardo da Vinci - 1510–13年 - 20.3 x 15.6 cm

斜め前から見た右向きの聖母マリアの頭部

黒チョーク、木炭、赤チョーク、白チョークの跡(?) • 20.3 x 15.6 cm
  • Leonardo da Vinci - 15 April 1452 - 2 May 1519 Leonardo da Vinci 1510–13年

今日はレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日——この天才は、1452年の今日生まれました。それを記念し、今日は世界芸術の日とされていますが、私たちは特別セールで芸術の創造性をお祝いします! とっても素晴らしい『白貂を抱く貴婦人』の複製画が特別に25%オフ、そしてオンラインコース「フィレンツェ・ルネサンスの芸術」も特別価格でご提供。同コースではこの偉大な巨匠ダ・ヴィンチとその世界がすべて学べます。芸術は共有されて然るべきですよね。お見逃しなく!

この美しい絵が完全に明らかになったのは2005年。このシートの裏面には灰色がかった茶色のインクで「.T.」と書き込みがあり、それはダ・ヴィンチのドローイングや手書き原稿に見つかる印ととてもよく似ているのです。右側のページに描かれているのは聖母マリアの頭部の習作ですが、それがダ・ヴィンチによるものかどうかは時々疑問視されていました。その並はずれた美しさのために、疑う学者もいたのです。 

2002年・2003年に行われた科学的な分析で、このドローイングはほぼ継ぎ目のないスフマート技法のためのものであると判明しました。赤と黒のチョークが驚くほど均質に載せられているのです。広大で、統一された左利きのストロークは中間層の影部分に明らかで、拡大せずとも肉眼で認識できます。紙の管理委員による研究所の実験と、顕微鏡写真による詳細から、これらの発見が確定されました。

この習作は、ダ・ヴィンチの油彩『聖アンナと聖母子』の最終的な構図に密接に関わっています。メトロポリタン美術館蔵のこのドローイングはわずかに傷がついているものの、その繊細なスフマートの技法から、鑑賞者はなおも、マリアのまるで浮き彫りのような、雰囲気に富んだ、溶け込むような形状を堪能することができ、そこにはダ・ヴィンチの妙技が披露されています。美しいですよね。

P.S. ダ・ヴィンチはその極上の絵画で知られています。ですが、ダ・ヴィンチは風刺画家でもあったとご存知でしたか?! そのクレイジーな絵にきっと驚くでしょう!