名所江戸百景 品川すさき by  Hiroshige - 1857年 - 36 x 23.5 cm 名所江戸百景 品川すさき by  Hiroshige - 1857年 - 36 x 23.5 cm

名所江戸百景 品川すさき

錦絵 • 36 x 23.5 cm
  • Hiroshige - 1797 - October 12, 1858 Hiroshige 1857年

この錦絵の正式なタイトルは『名所江戸百景 第八十三景 品川すさき』。歌川広重による119点に上る有名な浮世絵揃物の中の一点です。1856年から59年にかけて連続して版行され、広重の死後、二代広重によって完結したこの揃物は大変な人気を博し、多数の後摺が作られました。

ここには実際の地形通りの光景が広がっています。画面左下の明るく照らされた2階の部屋は品川の遊郭です。構図の中心は、松の木立の中にひっそりとたたずむ小さな神社。鮮やかな朱色の鳥居と提灯が目を引きます。水と音楽、文学の女神、弁天を祀るこの神社は、目黒川の河口から江戸湾へと伸びる狭い砂洲の先端に位置することから「洲崎」と呼ばれてきました。この絵では、水路の守り神としての神社の象徴的役割が上品に表現されています。

穏やかな火曜日をお過ごしください!

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P.P.S. 広重は、日本の有名なランドマークをテーマにした36点の揃物の傑作も制作しています。何のことかわかりますか?答えはこちら